馬主の皆様へ

私自身、数年前から個人馬主をしており、所有馬がレースで勝利した「口取り写真」「肩掛け」「優勝トロフィー」など、勝利に関する品々を飾る場所がなく困っておりました。また、個人馬主の先輩方からも「レース勝ったけど、トロフィーどこに置こう？」「馬の肩掛け飾るところがない…」「蹄鉄を飾る場所もない…」といった声を多く聞いてきました。

そこで、元大工の私が思いついたのが「檜ハウス」でした。馬は縁起物とされ、「馬を持つとウマくいく」などの説もあり、日本の社寺仏閣にも使われる高級木材「檜」と、台湾・中国の風水設計を取り入れた“大吉迎福設計”の檜ハウスを自ら製作。すると、1頭目の所有馬から重賞タイトルホースと出会うことができました。

ただ商品を売るだけでなく、この事業を通じて「山林の扱い方を見直したい」「旧来の山主の意識を変えたい」と強く思っています。また、建築業界では大工不足・高齢化が進んでおり、かつては小学生の「なりたい仕事ランキング」で常に上位だった“大工”の魅力を、今の子どもたちにも伝えていきたいとも考えています。

檜という高級素材をより手軽に、より多くの方に届けたい。そして、子どもたちが木やものづくりに触れる機会を創出することで、大工という仕事の価値を次世代へつなげていきたい。そんな思いから、この檜ハウス事業を立ち上げました。